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2013年の大雪の時にはこのような氷柱が出来ました。

我が家は山の中なので1週間外に出れずに閉じ込められ、この時初めて北国の生活の苦労を実感しました。電機が止まったり、水道が凍結したりと大変な思いをする羽目にも成りかねません。そんな時、唯一の救いが薪ストーブの暖かさでもあります。北杜市は普段はそれほど雪が降る場所ではないのでこの時は異常気象での例外ではありました。

 

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八ヶ岳の風では薪ストーブ用の薪の販売を始めました。

我が家のストーブはネスターマーチン社のS43 B-TOPモデル(ベルギー製)で操作が簡単でメンテナンスが楽なストーブです。これを選んだ理由はストーブ自体が二重構造になっていて鉄板が内部にあり外は鋳物という設計で針葉樹から落葉樹まで燃やせるという優れものです。(実はコークスまで燃やせます。)どんなストーブでも針葉樹を燃やすことは可能なのですが、安定した熱源ではないので(比重が軽く燃焼時間が短い)、ガンガン燃やした場合や乾燥していない針葉樹を燃やし続けると煙突を痛めます。鋳物ストーブの場合は急激に熱が上がりすぎて本体にヒビが入ったりして壊してしまう恐れがあります。鋳物ストーブでのスタンダードな針葉樹の使い方は、焚付用として火を熾すときのみに使うのがベストです。松などは火力が強いので熱が上がるのは早いのですが、燃え尽きるのも早いのでストーブが熱を維持できなくて冷めやすいという事になり、これが鋳物ストーブにダメージを与える可能性があります。そこで中木の薪(落葉樹の木材)で温度を一定に保てるものをストーブに投入するのがベストです。寝る前には太木の薪(落葉樹のナラ材)を入れてダンパーを火が消えない程度に絞ります。これで朝起きた時に火種が残っていて焚付を投入するだけで火を熾すことが出来ます。良い太木の薪(落葉樹のナラ材)は8時間ぐらいは火種が残ります。

八ヶ岳の風で扱っている薪はナラ材が主で2~3年寝かせて乾燥させた理想的な薪です。これは、どのようなものかと言いますと乾燥状態は計器で測ると10%~6%という理想的なものです。火持ちは良く安定した燃え方をして、とても暖かいと感じることが出来ます。普通の薪は18%~15%が良い薪とされていますので、最高級品の薪という事になります。2016年現在の販売ですからなくなり次第終了です。最高級品の薪のその後の販売は2年後になります。北杜市にお住まいの方は是非使ってみてください。価格も精一杯お安く抑えてあります。

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写真は60年もののナラの原木で直径120cmぐらいあります。

 

煙突の話

実はストーブで大事なのは本体よりも煙突です。設置するときも本体よりも煙突の方が高いのです。基本的には2重煙突を使います。1重ではいけないの?と思われる方も居るでしょうが、安全性を重要視して屋根や壁、床など穴を開けて通す場所は2重煙突にするべきです。長い間使っていると知らない間に屋根や壁が熱で炭化して火事の原因になりやすく危険です。濡れた薪や乾燥が十分でない薪は煙突の詰まりの原因になります。我が家でも初めの頃は甘い考えで雨に濡れてしまった薪を燃やして煙突を詰まらせてしまいました。どのようになるのかと言いますと煙が逆流して来て家の中が霧のロンドン(現代風に言えば霧の北京)になってしまいます。火事場と同じで焦げた匂いは当分は抜けません。濡れたり湿った薪の水分は上昇気流で煙突を上がっていき、煙突の出口で急激に冷やされて石鹸の泡状になり詰まらせてしまいます。詰まったあとの蒸気はタール状になって、煙突の内部に付着して完全に封印されてしまうことになります。このまま燃やし続けると家は火事になって全焼なんて事になり兼ねないのです。皆さんは我が家のような失敗をせずに、気を付けて楽しい薪ストーブ生活をエンジョイしてください。

 

ラグの話

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皆さんは薪ストーブの前にラグを敷いていますか?我が家の薪ストーブの前には、友人が新築祝いで送ってくれたラグマットが敷かれています。このラグマットが優れもので、やはり薪ストーブ用で売られているだけはあるのです。薪を使っていると必ず炭が出来ますし、木は燃える時に爆ぜたりします。これが注意すべき点でもあるのです。薪ストーブに薪を入れる時に下に溜まった炭が飛んで床に落ちたりします。もうお分かりですね!当然ですが床は焦げてしまいます。また、木はパッチンと爆ぜてヒノコが全面扉から飛び出してくるのです。このような時でも、このラグマットが敷いてあれば床は焦げずに済みます。ラグマットは焦げるのですが、この上に落ちたヒノコや炭は焦げを残すのですが鎮火するのです。ラグマット事態はウールではないのですが、表面が熱で溶けて硬くなるように作られています。炭はそこに留まったままラグマットは燃えずに火は床まで達することはないのです。実は飾りのように思っていたラグマットに何回も助けられました。1cm×3cmぐらいの炭がラグマットに落ちていた時には、床を焦がしてしまったと思ってゾッとしましたが、なんとか火の付いている炭を薪ストーブの中に戻して恐る恐る確認してみると、なんと床もラグマットの裏も何ともないのです。火はラグマットの表面でマットを溶かして留まっていました。教訓:安い普通のカーペットラグを使うより、ラグマットは専用のものを使うべしです。ラグの上に寝ているのは我が家のポンタ郎くんです。この仔は寒い朝にはストーブの火を入れるようにベットに来て訴えます。彼のお気に入りのストーブでもあります。

 

部屋(家)を暖めるコツ

薪ストーブを使っているのに、古い家だから部屋が暖まらないという声を聞きます。これは、薪ストーブの性能が良くないという事ではなくて、性能を引き出す使い方をしていないというのが正しい解釈です。ストーブから出る熱は上昇して真上に熱が溜まっています。当然ですが天井は暖かいのです。これを防ぐためにファンが天井に付いていると思います。ログハウスなどには大抵は付いています。これは、夏の暑い時に扇風機のように涼しむ為に付いている訳ではありません。家全体または部屋の空気を拡販して全体の温度を一定にするためのものです。我が家では薪ストーブを使って居る時にはファンはずっと回っています。当然ですが、風は下向きに設定してあります。その他にはエコファンという薪ストーブの天板の熱を電気信号に変換してモーターをまわすファンを置いています。これで熱は前に出てきます。それでも暖かくないという方は家の構造やサッシの隙間風などの対策が必要だと思います。常に空気が循環していなければ部屋は暖かくならないのです。もうひとつ考えられるのが、床が冷たいという事です。この対策として考えられるのが、床を厚くするという対策です。普通の住宅の床は断熱材の厚みを考えても5~6cmぐらいだと思います。これを新築時に10~15cm以上の断熱対策を取入れた床にすればかなりの改善が見込めます。古い家はどうすれば良いかと言いますと、まずは床下を見てから断熱材を入れるなどの対策が必要です。床が冷たい家はともかく暖かくないのです。

 

ペットが好きな薪ストーブ

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これが我が家の朝の光景ですが、手前のがポンタ郎くんで白っぽいのがラムちゃんです。ポンタ郎くんは薪ストーブの上のエコファンが回りださないと食事をしません。なのでラムちゃんがほとんど朝食を食べてしまいます。遠赤外線の暖かさが年老いたポンタ郎くんには無くてはならないアイテムなのです。皆さんはご存知でしょうか?遠赤外線は黒いストーブでないと出ないのです。本体の色が赤いストーブや白いストーブもありますが、黒い色でなくては出ないのが遠赤外線なのだそうです。どの色のストーブも暖かいのですが、遠赤外線という事にこだわるのならやはり黒いストーブを選ぶことです。